アナログ人間の独り言~阪神タイガース・映画・サブカルチャー・旅行等々
世界最後のVHSビデオデッキメーカーであった船井電機が、今月末日でVHSビデオレコーダーの生産を終了すると発表しました。
これにより、一世を風靡したVHS規格ビデオの終焉となります。

ついにこの日がやって来ました。
もはや新品の流通在庫は殆ど無く、ネットオークションでもかなりの高値を呼んでいる模様。
昨年のTDK・ビデオテープ生産終了以来、家電量販店等でもテープの在庫を見掛けなくなり、いつしかDVD一体型のVHSデッキも姿を消していました。
各家庭にあるデッキが修理不可能になった時点で、もう録り溜めたテープを再生する事は永久に不可能となってしまう訳です。

ホームビデオの黎明期。
しのぎを削っていたVHSとベータ陣営。
私の実家が松下のマックロードを購入したのは1980年。まだ私が高校生の頃でした。
前年には経済性に優れた3倍モード機が発売されており、既にビデオ規格の趨勢は大きくVHS陣営へ傾きつつありました。
その中で松下が満を持して発売した、初めて価格が20万円を切ったNV-3300。
まだビデオテープ1本が4000円(標準2時間録画)程した頃、それでも映画好きの私にとっては夢の様な玩具でした。
…好きな映像を手元に保管(オンエア作品限定ですが)して、好きな時に好きなだけ見れる訳ですから。

大学へ入ると2台目を自分で買い、レンタル作品をダビングする事も覚えました(まだコピーガードなど無かった時代)。
社会人になって観る楽しみはLDへ移行しましたが、VHSは常に身近に存在していました。
結婚してからもそれは変わらず、DVDの普及が本格化してもメディアの変遷を信用しない私は、つい最近までVHSでケーブルチャンネルの放送作品を録画していたのです(流石に今はBDですが)。

個人的に録り溜めたカセットは1000本を超えるでしょう。
初期のVHSビデオカメラで録画した、若い頃の記録もあります。
LDやDVCといった先端メディアが次々と姿を消しても、アナログプレイヤーや音楽カセットのようにVHSも滅多な事では完全消滅しないだろうと、高を括っていました。
累計出荷台数9億台、カセット本数300億以上。
家電が最後に光り輝いた、世界的なヒット規格だったと言えます。
本当にお世話になりました。
手元のコレクションの救済は今後考える事として、しばらくはこの映像時代の主役退場の余韻に浸ります。

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【2016/07/22 22:49】 | 家電
【タグ】 VHS  ビデオ  松下  LD  DVD  BD  
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