アナログ人間の独り言~阪神タイガース・映画・サブカルチャー・旅行等々
上海万博が阿鼻叫喚の開幕を迎え物凄く盛り上がっていますが、このゴールデンウィーク、万博公園と鶴見緑地でもそれぞれ「日本万国博覧会40周年記念」「花の万博20周年記念」のイベントが開催されていました。

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鶴見緑地・花博記念公園。
1990年に花博が開催された、大阪市と守口市に跨る都市公園です。
入場者総数2300万人はBIEが管理する国際博覧会の特別博としては史上最高、園芸博としても異例の大成功となりました。
本来、大阪市の市制100周年記念イベントとして大阪市公園局がヨーロッパの園芸博を真似た催事として企画したのが発端で、やはり市制100周年記念イベントを企画していた他の都市との競合の結果、国際博覧会として政府を巻き込んで行った経緯があります。
当時、BIE(国際博覧会事務局)の窓口は通産省の産業政策局だったのですが、日本は70年(大阪万博)・75年(沖縄海洋博)・85年(筑波科学万博)と、たった15年間に3回も万博を開催しており、「日本は万博やり過ぎ」と通産省の大阪市への反応は冷ややかだったそうです。
また、特別博の分類も科学万博と重複する部分があり、大阪市は花博の本質そのものの変更を迫られます。
ところが国際園芸家協会(AIPH)が認定するA1類の大規模園芸博覧会として登録されると、自動的にBIEの特別博になるというシステムを利用し、大阪市は農林水産省を窓口に日本で最初の「花の万博」開催に漕ぎ着ける事が出来たのです。
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この日は閉鎖中のいのちの塔も無料開放。
花博期間中も登った事が無く、今回20年目にして始めての入場となりました。
係員の話だと、今回が最後の公開になるとの事。3階の寄付会員のメモリーも他へ移すとの事でしたので、いずれこの塔は取り壊されるのでしょうね。

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記念イベントの一つ、「フラワーカーペット」。花博をテーマに様々なアートを花で彩っています。

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記念協会のある国際陳列館で開催されている記念展示。
当時の資料・写真・会場やパビリオンの模型で当時を再現しています。

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会場の全体模型。
当時南にあった巨大な立体駐車場や協会本部、中央ゲートが見えます。
周囲の町並みも再現されており、大阪花博が都心部での開催であった事が良く判ります。

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企業パビリオンの住友館の模型。
アメリカの特撮監督ダグラス・トランブルが制作したハイビジョン映像が上映されていました。
アイマックスやオムニマックスのような特殊映像による出展が多かったのも花博の特徴であり、私は特にフローラドーム(郵政省)のCGドーム映像が大好きで、3回も観ました。
当時録音した音声テープがまだあります。蜜蜂の羽音、印象的な音楽、ラストの森本レオのナレーション…今聞いても感動的です。いつか映像も観たいですね。

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ガスパビリオンの模型。
大阪ガスは非常に意欲的な出展企業のひとつで、ユニークな内容のパビリオンでした。
大部屋に入れられた入場者全員が、映像ストーリーのポイントでそれぞれ決断を選択、どんどん小部屋へ分岐して行き、違ったストーリーを体験します。愛知万博・三井東芝館のアナログ版と言ったところでしょうか?

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イベント会場で子供限定で配布されていた「花ずきんちゃん」のシール。
今回は子供達はおらず、嫁さんと2人でしたので貰えませんでした…。残念(嫁さんがえらく欲しがっていた)。
とりあえず写真だけは撮らせてもらいました。

DSCN4249_convert_20100503003512.jpg

展示を見た後は、当時を偲んで公園内を散策しました。
比較的当時のままの山のエリアは嫁さんも覚えているらしく、国際庭園をのんびり見て回りました。

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オランダ庭園の水没した小船。
博覧会の閉幕間際、台風の影響か半分沈んでいる小船を見て笑っていた記憶がありますが、20年経ってもそのままでした。
これは意図的に当時の様子を残しているのでしょうか?

DSCN4269_convert_20100503004942.jpg

中国庭園。傷みが激しく危険な為閉鎖中。
植物が蔓延り、屋根や壁にも木が絡みついています。
「自然との共生」ではなく、ここでは明らかに人間側が劣勢です。
ちゃんと手を掛けないと、建物は自然に侵食されるといういい見本です。

やはり国際庭園は20年という年月を経て、相当傷んでいました。
記念協会か公園局の管理かは判りませんが、このままでは折角の博覧会の遺産が勿体無いです。

DSCN4275_convert_20100503005818.jpg

花桟敷の中にあった人工の滝、張りぼての岩の上部が焼け溶け、中のタンクが露出しています。
何があったのでしょうか?
管理者は修復する気はあるのでしょうか?

この日はそのまま万博公園へ行きました。
万博遺跡をハシゴ出来るのは関西ならではの贅沢。鶴見緑地から万博公園までは車で30分掛かりません。
そのレポートは次の機会に。
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この日は閉鎖中のいのちの塔も無料開放。
花博期間中も登った事が無く、今回20年目にして始めての入場となりました。
係員の話だと、今回が最後の公開になるとの事。3階の寄付会員のメモリーも他へ移すとの事でしたので、いずれこの塔は取り壊されるのでしょうね。

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記念イベントの一つ、「フラワーカーペット」。花博をテーマに様々なアートを花で彩っています。

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記念協会のある国際陳列館で開催されている記念展示。
当時の資料・写真・会場やパビリオンの模型で当時を再現しています。

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会場の全体模型。
当時南にあった巨大な立体駐車場や協会本部、中央ゲートが見えます。
周囲の町並みも再現されており、大阪花博が都心部での開催であった事が良く判ります。

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企業パビリオンの住友館の模型。
アメリカの特撮監督ダグラス・トランブルが制作したハイビジョン映像が上映されていました。
アイマックスやオムニマックスのような特殊映像による出展が多かったのも花博の特徴であり、私は特にフローラドーム(郵政省)のCGドーム映像が大好きで、3回も観ました。
当時録音した音声テープがまだあります。蜜蜂の羽音、印象的な音楽、ラストの森本レオのナレーション…今聞いても感動的です。いつか映像も観たいですね。

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ガスパビリオンの模型。
大阪ガスは非常に意欲的な出展企業のひとつで、ユニークな内容のパビリオンでした。
大部屋に入れられた入場者全員が、映像ストーリーのポイントでそれぞれ決断を選択、どんどん小部屋へ分岐して行き、違ったストーリーを体験します。愛知万博・三井東芝館のアナログ版と言ったところでしょうか?

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イベント会場で子供限定で配布されていた「花ずきんちゃん」のシール。
今回は子供達はおらず、嫁さんと2人でしたので貰えませんでした…。残念(嫁さんがえらく欲しがっていた)。
とりあえず写真だけは撮らせてもらいました。

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展示を見た後は、当時を偲んで公園内を散策しました。
比較的当時のままの山のエリアは嫁さんも覚えているらしく、国際庭園をのんびり見て回りました。

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オランダ庭園の水没した小船。
博覧会の閉幕間際、台風の影響か半分沈んでいる小船を見て笑っていた記憶がありますが、20年経ってもそのままでした。
これは意図的に当時の様子を残しているのでしょうか?

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中国庭園。傷みが激しく危険な為閉鎖中。
植物が蔓延り、屋根や壁にも木が絡みついています。
「自然との共生」ではなく、ここでは明らかに人間側が劣勢です。
ちゃんと手を掛けないと、建物は自然に侵食されるといういい見本です。

やはり国際庭園は20年という年月を経て、相当傷んでいました。
記念協会か公園局の管理かは判りませんが、このままでは折角の博覧会の遺産が勿体無いです。

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花桟敷の中にあった人工の滝、張りぼての岩の上部が焼け溶け、中のタンクが露出しています。
何があったのでしょうか?
管理者は修復する気はあるのでしょうか?

この日はそのまま万博公園へ行きました。
万博遺跡をハシゴ出来るのは関西ならではの贅沢。鶴見緑地から万博公園までは車で30分掛かりません。
そのレポートは次の機会に。
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【2010/05/02 23:43】 | 博覧会
【タグ】 大阪花博  鶴見緑地  いのちの塔  
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