アナログ人間の独り言~阪神タイガース・映画・サブカルチャー・旅行等々
シネウェーブ六甲閉館の日、観た作品がこれです(2D)。

最近、ギリシャ神話映画がちょっとした流行らしいです。
もともとはこの映画、ユニバーサルが「War of Gods」というタイトルで製作を進めていたのですが、同社では同時に「God of War」という映画も企画中で、あまりにも同じようなタイトルの為、「Immortals」への変更を余儀なくされたようです。
日本版のタイトルにはその名残が残っていますね。
因みにインモータルズとは「神様」の事らしく、作中では人間の事をモータルズと呼んでいました。

人類が現れる以前、ゼウスとオリンポスの神々はタイタン族と戦い、彼らをタルタロス山の地底に封印した。
その後人間の時代が訪れ、古代ギリシャ時代、タイタン族を解き放ち世界を征服しようとするハイペリオンが、エピロスの弓を求めて侵略戦争を開始する。
故郷を破壊され母を殺されたテセウスは、神々の加護を受けながらハイペリオンの軍団に立ち向かう…。

見所は「300」のスタッフが参加したという、CGを駆使した映像でしょう。
天変地異や戦闘シーン等は、「ロードオブザリング」等で見慣れた感はありますが、終盤の神々とタイタン族との格闘シーンはかなりテンションが上がります。
ただし、かなり残酷シーンが多いです。
ちょっと正視出来ないシーンもありました。

一方でギリシャ神話の世界観はかなり無視されて作られていたようです。
タイタン族も巨人ではなく、ただの地獄の悪鬼のようでしたし、考えてみればゼウス達神々の親・親戚である訳で、そこの所は全く触れずでした(確かに拘るとややこしい)。

まあ、期待してなかった割には、結構楽しめました。
でも私が子供の頃は、この手の映画といえば様々な怪物が登場して主人公と戦う特撮映画だったのですが、今回に限ってはCGアクション映画と言うべきでしょうか?
もっと怪獣が出てきてくれれば良かったのですが、どうも趣旨が違ったようです。

ストップモーションアニメの巨匠、レイ・ハリーハウゼンが特撮を手掛けた「アルゴ探検隊の冒険」「タイタンの戦い」はこの手の映画の古典的名作とされています(「タイタン~」は新しいでしょうか?私は梅田のピカデリーで「レイダース」と二本立てで見ました)。
実際、ギリシャ神話の怪物映画といえば、私はハリーハウゼンの特撮しか頭に浮かんで来ないのですが、実は氏の手掛けたギリシャ神話映画はこの二作くらいらしく、どうも頭の中でシンドバッド映画とも混乱してしまっているようです。
本来、私はダイナメーションより着ぐるみ怪獣による都市破壊の方が好みでして、それでも「恐竜100万年」と「アルゴ探検隊~」は別格で、子供の頃初めてテレビで見た時の衝撃は今でも忘れません。
その後も「巨大生物の島」や「恐竜グワンジ」といった、一見B級ながらも他の作品とは全く違う怪物の動きを見て、このハリーハウゼンの名前が頭に焼き付いてしまいました。
「シンドバッド虎の目大冒険」は「スターウォーズ」と二本立てで、大毎地下で観ました。当時は既に特撮としてはこの手法は珍しく、正直「まだやっているのか…」といった思いはありましたが、併映の「スターウォ-ズ」に登場した粗末なダイナメーションに比べて何と素晴らしい職人技であるか、思いがけず再認識をする事が出来た奇妙な取り合わせの上映でした。

ハリーハウゼンの師匠ウィリス・オブライエンが手掛けた「キングコング」は、世界中の映画界に衝撃を与え、その20年後に「ゴジラ」の特撮を手掛けた円谷英二も、最初はストップモーションアニメの使用に随分拘ったそうです。
円谷英二より少し遅れて活躍していたハリーハウゼン氏は、引退した現在はイギリスに在住とか。
もし現役なら新作「タイタンの戦い」のようなCG特撮に興味を持たれたでしょうか?
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【2011/12/02 20:32】 | 映画
【タグ】 ギリシャ神話  ハリーハウゼン  
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