アナログ人間の独り言~阪神タイガース・映画・サブカルチャー・旅行等々
交流戦・対楽天戦観戦の為、今日も脚を引きずって息子と甲子園ライトスタンドへ。

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ここ最近打線も不調ながら、調子が良いのか悪いのか良く判らない先発の能見(悪いんでしょうね…)。
今日も悪いながらも抑え続けていたんですが、7回にテレーロに2ランを被弾してしまいます。
それだけならまだ1点差だったのですが、8回にはフェルナンデスの犠牲フライで追加点を入れられ、結局これが決勝点となってしまいました。
打つ方は安打数が楽天の半分、打点は新井兄弟の2点だけという内容。
結果論で言うと、7回2失点で能見を諦めずに8回まで引っ張ってしまったのが裏目に出た状態です。

昨年観戦した楽天戦は雨天コールド負け。
今日も接戦を落とし、何とも悔しいゲーム内容(9回もそれなりにチャンスがありましたからね)。
実際連敗中の交流戦も試合中に何回もチャンスがあり、決して完敗状態ではないとは思うのですが、チャンスで決め切れていない現状は想像以上に深刻で、ひょっとしたらこの連敗はしばらく続くのかも知れません。

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試合前の和田・星野両監督のメンバー表交換。
今日は戦力差では無く、指揮官の経験値の差で負けたのかなあ…?

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今日はスタメンを外れたブラゼル。
9回代打の土壇場でヒットを打ち、何とか存在感を示しました。
マートン共々、二人の外国人の復調が待ち遠しい限りです。

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この日は楽天マスコットの「クラッチ」も来場。トラッキー達とレッツゴートラッキーを踊ったりしていました。
そういえばMr.カラスコはどうしているのでしょうか?内心、乱入を期待していたのですが。
中の人はプロ野球球団マスコット史上最強の身体能力を誇った、4代目トラッキーの人だそうですが、確か去年甲子園で行われた楽天の公式戦でケガをしたんですね。

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試合前、レフト前の外野天然芝ゾーンで行われているミズノ主催イベント、一般客のノック練習風景。
日曜はキャッチボール大会になるみたいです。
当日券さえ持っていれば、阪神公式HPから参加申し込みが出来るそうです。

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プレイボール前のグランド整備。
限られた時間で仕上げてしまうのはさすがプロの仕事です。
昔、大学時代の後輩がアルバイトで阪神園芸に勤めていましたが、炎天下でのこの水撒きは結構大変らしいです(特に高校野球時だと思います)。

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今日のサンテレビ解説は、小山氏と真弓氏。
ABCラジオは赤星氏でした。

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一方、屋内練習場前に設置された募金コーナーには、平田・川藤ゾーンが出現。
長蛇の列を作っていました。

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その屋内練習場前にある広場(ミズノ・スクエアの隣)では、試合前にミズノが様々なイベントを行っています。
今日もレッツゴートラッキーのオーデションがあり、クラッチも参加していました。
このイベントは、当日券を持つ小学生以下の子供なら誰でも参加出来ます。ただし靴は運動靴限定(グランドへ入るイベントは、どこの球場もそうですね)。
今日は4時半に参加を締め切っていました。

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ライトスタンド外壁の蔦。
大分伸びて来ましたが、まだまだ迫力がありません。以前の状態に戻るまでは、結構掛かりそうです。

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入場前の手荷物検査場。
甲子園球場では缶・瓶類の持込が禁止されており、他球場では禁止されているペットボトルは持ち込み可能です。
投げ込み行為があった場合に大変危険な為の規定なのですが、甲子園ではペットボトルは危険の範疇に入っていないようですね。缶・瓶の飲み物はこの奥のテーブルで、他球場同様全て紙コップに移し替えられます(紙コップは無償)。
以前はこの検査が徹底されており、バッグの底まで荷物をほじくって調べられました。会社の先輩などは持ち込もうとしたロング缶のビール4本全て、入場前に紙コップへ移し替えさせられたとか。
まあ、球場内のビールが異様に高価なせいもありますが、検査が開始された当初は堂々とクーラーボックスで持ち込もうとしている輩と警備員がもめていたりしてました。
今では警備員が直接私物に触れる事は禁止されていますので、この規定は事実上ザル状態になっています。
私はお酒を飲まないので何とも言えませんが、たまの野球観戦、スタンドの売り子にビールを頼むのも良いのでは?愛想のいい子ばかりですし、アイスやジュースでも声を掛けると凄く喜んでくれます。
どうしてもと言われる方には、駅前のダイエー甲子園店でペットボトル入りのビールが販売されています。味は微妙との事ですが…。

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これが甲子園ライトスタンド専用入口の21号門。
混雑時には隣の20号門も開放され、上段席の場合はそちらへ誘導されます。

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その21号門内のチケット検札と特典配布。
交流戦は全試合クリアファイルを全員配布(この日は19時入場の人まで)。
以前、開幕戦の特典帽子もこのようにして先着配布されていたのですが、御覧の通り配っているのが高校生~大学生くらいの女子アルバイト。そこへ殺気だった群衆が狭い門から殺到する訳ですから、女の子達が特典を放り出して逃げ出してしまい、警備員や係員が入場を止めて騒然となった事があります。
それが原因かどうか知りませんが、2006年以降の開幕戦特典は配布カードによる抽選となりました。
当然、用意した特典が余る事が多くなった為、球団は後日他のイベントや抽選の景品に流用したり、グッズ特売会で放出したりしているようです。
それに今ではネットオークション等で、特典帽子だけが欲しいならチケット代よりも安く入手する事が可能になりました。
あと、よく後から来る人にチケットを渡すのに苦労をする人がいますが、ここで待っていれば大丈夫です。京セラでもそうですが、直接手渡せば問題なし。
改装前は鉄格子の入った門が開放されており、そこから物の遣り取りも出来たのですが…。

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その21号門から直進してスタンドへ出る通路。
甲子園名物焼き鳥や選手コラボ弁当の屋台が並び、ここは入場者が集中する為に非常に混雑する通路です。

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直進せずに左折すると、閑散とした通路になります。
ここの売店は比較的空いていまし、この奥のトイレもお勧め。

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更にそこから右折してスタンドへ出る通路に並ぶ屋台。
先程の屋台とあまり変わらない顔触れですが、圧倒的に空いています。
ここにあるケンタッキーの屋台には「ケンタ丼」「ケンタの焼き鳥丼」といったオリジナルメニューが存在します。

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これがその「ケンタ丼」。
ご飯に天ぷらとケンタッキーフライドチキンを乗っけたシンプルな丼ですが、食べた息子の話だと「めちゃうま」との事でした。

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最右翼下段から眺めた甲子園ライトスタンド
かつて世界最凶とも言われた、熱心な応援ファン達の集う場所です。
その迫力に満ちた応援スタイルは今でも健在ですが、雰囲気そのものは昔に比べて随分穏やかになっており、過激な言動を眼にする事は少なくなりました。
多分、昔の雰囲気はレフトの下段センター側(年席周辺?)の方が残っているような気がしますし、まあ、ビジター応援団への突っ込み等、面白いのも事実です。
ライトスタンドの9段から30段の大部分は年間指定席で占められており、基本一般の人は座れません。が、毎年契約打ち切り発生に伴う配置替えがあるようで、ぽつぽつと一般席も存在し、運が良ければそういった良席に当たる事もあります。
8段より下は応援団の真ん前になります。この場所は人の好みにもよりますが、普通は良席とされる事が多いです(人によってはフェンスが邪魔と言われる事もあります)。
応援団は右中間ど真ん中に陣取るグループがリーダーを務め、その指揮によって全員が動きます。
その指示はプラカード以外に手標識によっても伝達され、昔レフト下段にいた援団もその指示で動いていました。
それさえ覚えれば応援団が繰り出す次の応援が事前に判る訳で、ライト以外の応援で苦労されている方はそれをマスターした方が良いかも知れませんね。

甲子園では外野席でも起立しての応援(所謂立ち応援)は、事実上禁止されています。
理由は座って観戦されている方の邪魔になるからという事で、特に年間指定席では座っての応援が定着してしまっており、かつては「地蔵」と呼ばれたりしていました。
応援団も立ってる人には座るように指示を出す事があり、これは他球団ホームでは見られない風景です。
因みに同じ甲子園でもレフト・ビジター応援エリアでは、毎回立って応援されています。
この立ち応援、いい加減歳をとってきた私らには結構しんどいのですが、応援の迫力には確実に影響があるようです。
2003年の日本シリーズ、阪神VSダイエーの第五戦を私は観戦したのですが、その時の迫力は今でも忘れられません。球場を揺るがすとはあの事でしょう。85年の阪神VS西武の日シリ第五戦もライトで観戦したのですが、その時の応援の迫力ですら03年の比では無かったように思います。
何せ、ビジターエリアのほんの一角以外、1塁アルプス~ライト~レフト~3塁アルプスまでが全員総立ちで、皆が大声を張り上げての大声援。座って出すのと立って出すのと、やはり声の出方も全く違うようですね。
今でもここ一番の試合の時は、応援団が起立を求める事があります。特に優勝が掛かった大一番や、CSの時です。
それ以外、外野席で立ち応援を許されるのは、後ろに人がいない下段最上段の31段か、上段最上段の52段という事になります。
中でも最上段はライト・レフト共に人気で、特に夏場は風通しも良く、実に快適な応援席として知られています。

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アルプススタンドとの間の通路で待機しているリリーフカー。
今年の運転手の子はまだ慣れていない様で、バック入庫に時間が掛かります。

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中段通路。車椅子席もここにあります。
昔はここにこわ~い人達が陣取って応援していました。

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バックスクリーン下にあるB級グルメスタンド。かつての「赤星ラーメン」のあった場所です。
城島の新メニュー、「城島流水炊き風塩ラーメン」もここで売ってます。

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その城島ラーメンがこれ。
実に美味い!
あっさり塩味のスープも絶品ながら、こしのある麺も文句なし。
球場メニューに限定せず、ここ最近食べたラーメンの中でもトップクラスに入ります。
新井のラーメンも美味しかったですが、これは去年までの城島ラーメンからの豹変振りも相まって、お勧めの一品です。
問題は城島本人。
1年限りの限定メニューとなりませんように…。

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向かいにあるアニキのハラミ丼。不動の人気を誇っています。
鳥谷の生姜焼き丼もここにあり。

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その隣にあるココナッツガーデンは、藤川・能見・平野らのコラボメニューがありますが、持込での飲食も可。
特に去年までは無かった大型テレビが設置され、試合状況を眺めながら飲食が出来るようになりました。
藤川のパスタが無くなったのは、ちょっと残念…。

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ライトスタンド中段通路から中へ入った、3階通路。
改装後はトイレも拡張され、快適になりました。ブラゼル・マートン・新井の新メニューも今年はここにあります。甲子園名物のカレーもここ。

何か食べ物ばっかりの案内になってしまいましたね。
随分通っているのに、球場内の事を書いた事が無かったので…。
今年は内野へ行く予定が無いので、どうなっているのか良く判りません。
甲子園には今では有料になりましたが「歴史館」や、ブルペンやベンチ、グランドへ入れる「スタジアムツアー」もあります。
「ツアー」はその都度内容が変わるらしく、会社の先輩が参加した時は、例の記者会見室の中でOB湯船敏郎氏との質疑応答といった趣向もあったとか。一度、時間があったら是非参加してみたい企画ですね。
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【2012/05/19 22:27】 | 野球
【タグ】 タイガース  阪神  甲子園  ライトスタンド  チケット  
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素晴らしいレポート
甲子園の隅から隅まで、球場広報が泣いて喜ぶほどの見事な内容ですね。
食べ物編で絶賛されている城島ラーメンはまさに絶品ですよね。
スープ、麺、柔らかい肉、もやしなどなど 
また食べたくなりました!!!

Re: 素晴らしいレポート
aki
こんばんは。コメントありがとうございます。

お褒め頂き恐縮です。
残念ながら今年は内野へ行く予定がありませんので、外野の特集みたいになってしまいました。
銀傘の下で選手を近くで見るのは理想ですが、家族連れで回数をこなそうとすると、どうしても外野席限定になってしまいます。

城島塩ラーメンは本当に美味しいですね。
自分の中ではかつての赤星ラーメンを上回っています。
暫くは行く度に食べそうです。

また遊びに来て下さい。お待ちしてます。

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先週、韓国で海洋をテーマにした認定博「麗水国際博覧会」が開幕しました。
BIE公認の万博としては、韓国で開催される2回目の博覧会で、会期は8月12日までの3ヶ月、会場面積は認定博上限ぎりぎりの25ヘクタール。
愛知、上海と、ここ最近はアジアで万博の開催が集中している事になります。

目標入場者数が1000万人らしいのですが、この規模の博覧会ではちょっと難しいのでは…?
実際、開幕後の動員数が予想を遥かに下回っていると言いますし、いくらこの手のイベントの集客は初動が悪いものと考えても、過去の日本の特別博の実績を考えると300万~500万あたりが妥当ではないでしょうか?
交通アクセスも悪いらしいですし、麗水自体あまり大きな町ではないらしく、宿泊施設も少ないと聞きます。

1993年、韓国で初めて開催された大田万博へは嫁さんと行った事があります。
所謂「科学万博」で、日本の万博と同じようにパビリオンが林立していました。
ソウルのホテルで宿泊し、大田へは特急列車で日帰りのツアーでした。前後の日はソウル観光となります。
万博訪問当日はちょうど雨で、それでも往復の列車、会場が物凄く混んでいた記憶があります。
大田万博も会期は短く3ヶ月でしたが、1400万人もの人が訪れました。大田そのものが大きな町で、ソウルからのアクセスも良かったからでしょう。

この博覧会、日本での認知は全く浸透していないようですね。
一応観光ツアーもあるようですし、九州ではそれなりに告知されているらしいのですが…。
日本政府は、日本海呼称問題や竹島領有問題で参加を渋った経緯があり、参加国としては今でもギクシャクしている様子。何せテーマが「海」ですから、韓国側としても日本にはアプローチしにくいのでしょう。

さて、日本国内ではどうやら愛知が国際園芸博を考えているようです。
21世紀に入ってBIEの規定が変わって以来、6ヶ月の会期と巨大な会場を使用する万博が5年に1度の登録博に限定されてしまい、認定博(旧特別博)の資格でこの規模の博覧会を行うには、最早この国際園芸博のA類1に認定してもらうしかない訳で、愛知花博が実現すれば愛知万博以来のフルスケール万博の開催という事になります。
開催目標は2020~21年頃との事で、本格的な動きはまだまだですが、東京・札幌と次々と花博の開催が断念される中でちょっと期待してしまいます(残念ながらその後、愛知県での国際園芸博誘致計画は頓挫しているようで、代わって震災復興の為東北での万博・園芸博の計画が進行中とか)。

実現したら、60歳前か…。

【2012/05/17 00:09】 | 博覧会
【タグ】 万博  国際博覧会  万国博覧会  花博  国際園芸博  麗水  
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麗水:3ヶ月は短すぎる!
名無しさん@恐縮です
福島:浜通りで行うのが望ましいでしょう。
遅れている復興作業を急がすためにも。

Re: 麗水:3ヶ月は短すぎる!
aki
こんばんは、名無しさん@恐縮です様。
コメントありがとうございます。

麗水では日本館で震災復興の展示やイベントを行ったそうですね。
確かに認定博の3ヶ月は短いです。
BIE抜きで地方博の開催を考えても良いのではと思います。
それに2020年の東京オリンピックを、上手く復興にリンクさせる事も必要でしょう。

また気軽に遊びに来て下さい。

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本日は7月に予定されている甲子園での巨人戦のチケット発売日。
16日(月・祝)が唯一休日となる為、この日の1塁側だけがまず売り切れるだろうとは思っていました。
この月曜のナイターという微妙な開催の為、最初は特に買う気も無く、FC先行抽選もスルー。
今日、10時半頃、仕事の手が空いたので販売状況を覗いてみると、ライト外野席のみ完売。しかしF5を押して更新させると、直ぐに「好評発売中」に復活。
まあ、念の為に席番を確認しようとペア連席で画面を進めると、何と18段通路際の良席が出て来ました。
…で、予定外の買い物をしてしまったと言う訳です。

現在でも16日は1塁側以外売れ残っています。他の日もアイビーシート以外は十分余裕有り。
7月には阪神打線も調子が出てるかなあ…?
まずは明日からの絶好調横浜との3連戦が気になるところですが…。

…7月には足も治ってるかな?

【2012/05/10 23:23】 | 阪神チケット
【タグ】 タイガース  阪神  甲子園  ライトスタンド  チケット  
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私がまだ子供の頃、テレビの洋画劇場で「渚にて」というアメリカ映画の放送がありました。
新聞の番組欄でそれを見た私はどんな映画か全く知らず、ただ母親の話では「非常に怖いSF映画」だとの事。
当時、私はまだ小学校入るか入らないかの頃で、怖いSF洋画と言えば中途半端に大きい怪物が人間を襲ったり、或いは人間が怪物に変身してしまう手合いしか思い浮かばず、普段SF映画の事など観た事も話した事も無い母親が言う「怖いSF映画」とはさぞかし恐ろしい内容なんだろうと、何となく文芸的な香りのするその映画のタイトルが妙に記憶に残っていました。
その時まだ幼かった私は夜遅くまで放送されるこの映画を観る事が出来ず、暫く後昼間放送された時に初めて観る事が出来たのです。
本来2時間近い尺数を1時間半以下に短縮された放送版でしたが、しかしその内容は実際想像を上回る、実に恐ろしい映画でした。

1964年(映画制作年から5年後の近未来)、1隻の米原子力潜水艦がオーストラリアのメルボルンへ入港して来る。
その原潜の入港を見下ろす灯台内のラジオが、第三次世界大戦の終結と核戦争の放射能による北半球世界の死滅を告げている。
生き残った南半球の人々は何とかギリギリの生活を続け生存の努力をしているが、放射能は刻一刻と南下の兆しを見せている。
そんなある日、滅亡した筈の北半球から発信されたモールス信号が傍受される。絶え間無く打たれる信号は全く意味を成さず、しかし稀に打たれる単語と少なくとも電源が生きているという事実がオーストラリア政府に北半球の探索を決意させる。
科学者達は一部の北半球の生存と、気流による放射能の浄化の可能性を指摘する。
豪海軍のホームズ少佐は家族を残して、タワーズ中佐の指揮する米原子力潜水艦に乗り込み、発信源の北米太平洋沿岸都市の調査に出発する。
そしてそれは彼らの残された貴重な時間を費やす、絶望の旅でもあった…。

監督のスタンリー・クレイマーは所謂社会派映画の監督として有名で、問題作を演出し続けた巨匠でもあります。
キューバ危機直前に製作されたこの映画は、原作のシチュエーションの凄みが効いてるとは言え、実にタイムリーな企画だったと言えるでしょう。
この映画の描く世界の終末が以後のSF作品に与えた影響は非常に大きく、死滅した無人の市街地という描写は、同年に製作された「SF地球全滅」や後の「オメガマン」といった作品にも結びついて来ますし、人類滅亡、或いは滅亡後の世界と原潜という取り合わせは、小松左京復活の日」や星野之宣ブルーシティ」へもろに受け継がれています。

原作はともかく、映画の中には戦争で破壊された世界の描写は一切ありません。
原子力潜水艦は交通の途絶えた金門橋を静かにくぐり、無人のサンフランシスコを観察します。
放射能で人々が倒れていく描写も無く、人々は役所で列を作って自決用の薬を受け取るだけです。
にも関わらず、滅びの強烈なインパクトを感じるのは、生き残った人々のドラマがしっかりと描かれているからでしょう。

主演の原潜艦長を演じるグレゴリー・ペックは、まさに古き良き時代のアメリカ紳士的イメージそのままのキャラクターで役を演じ、それがまたこの映画の作風にピッタリはまっています。
日本語吹替え版は何本か存在するようですが、私の知る限りでは鉄板の城達也氏以外の主役は有り得ませんし、実際所有しているエアチェック版ビデオがそうです。
ホームズ少佐を演じるアンソニー・パーキンスは、後の怪優振りの片鱗など微塵も見せず、家族思いの好男子を演じ切ります。
そして何で科学者役で出ているのか判らないフレッド・アステアが、世を拗ねた孤独なキャラクターを実にいい味で好演しています。この作品の出演時でもかなりの御歳だったようで、後の「タワーリング・インフェルノ」での詐欺師役のヨロヨロ感とのイメージがだぶり、自分的にはミュージカル・スターの彼のキャリアとは全く別の存在になってしまっています。
エヴァ・ガードナーは…、良く判りません。原作でも彼女の演じたモエラというヒロインにはもう一つ共感出来なかったのですが、絶体絶命の土壇場に瀕した世界の中で、こういった奔放な女性が輝いて見えるというのは判るような気がします。
彼女が丘の上からアメリカへ向かう原潜を見送るラストシーンは、本来陽気な曲調である「ワルティング・マチルダ」アレンジ曲の惜別的効果と重なり、映画史上に残る名シーンとなっています。

2000年に米豪合作テレビドラマとして再映像化され、日本ではビデオリリースの後にCS等で放送されました。
「エンド・オブ・ザ・ワールド」のタイトルで出されたこの日本版ビデオ、最初はシュワルツェネッガー映画の出来損ないのようなタイトルに、せいぜいB級のテレビドラマだろうくらいにしか考えていなかったのですが、よく見ると小松左京氏がコメントを寄せています。
で、原題を読んでみると「On the Beach」。しかもノーカット版は3時間以上と言う超大作。
これは…と、当時慌てて借りました。
監督はハイランダーシリーズのラッセル・マルケイ。
音楽PV畑出身であるこの人の作品は、出来不出来の差が非常に大きいというイメージが強く、最初見る前は少し不安だったのですが、現代風のアレンジも上手く、何よりも彼らしくない抑制の効いた演出は原作のイメージを良く理解した上で行われているようで、正直期待を上回る出来映えを感じました。
核戦争で壊滅した大橋の描写もあり、原作ではかなりいい加減で旧作ではスルーされていた放射線被曝による原爆症もはっきりと描かれています。特にホームズ一家の最期は、原作以上に壮絶です。
タワーズ艦長とモエラとの別れになるラストシーンですが、この新作では原作や旧作とは違った結末となっています。それが良いのか悪いのか、観る人によって評価は変わるでしょうが、旧作のファンには受けが悪いようです。

原作では放射能がまるで伝染病か毒ガスのような感覚で扱われており、旧作では逆にその脅威を直接的に描かない事で大きな効果を上げていました。徐々に致死量に迫るガイガーカウンターの音だけが、眼に見えない放射能の恐怖を告げていたのです。
黒澤明「夢」の中の「赤富士」、「チャイナシンドローム」、「博士の異常な愛情」、「未知への飛行」…。
数十年前までは熱心に作られて来たこの手の映画は、最近少し飽きられてきたのかあまり見かけません。今の若い人達が冷戦時代に作られたこれらの作品を観てどう思うか、それはそれで興味はあるのですが…。

【2012/05/07 22:14】 | 映画
【タグ】 渚にて  復活の日  ブルーシティ  小松左京  星野之宣  
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本日、全治2ヶ月にもめげず、甲子園ライトスタンドへ参上。

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ここ最近、絶不調の阪神打線。
昨日の杉内完封劇を見せつけられた阪神ファン、試合後はスタンドが騒然だったとか。
いくら入手し易くなったとは言え、一般の人にはやはりGWデーゲームのプラチナチケット、金返せゲームという気持ちは判らなくもありませんが…。
先日、横浜は実際返金したそうですね。そういう企画で。

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今日の先発は岩田VS内海。
好投しても打線の援護に恵まれないイメージの岩田、今日は珍しく1回から味方が先制点を上げてくれますが、なかなか打線が繋がらないのはやはり同じ。追加点は新井ソロホームランの1点だけでした。
一方の巨人打線も、もう一つ波に乗り切れない様子。何度もチャンスを迎えますが、もう一押し足りません。
2アウト1・3塁のチャンスで不安定な投球の内海に代打加治前を送りますが、結局1点止まり。

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問題は8回に登板した榎田。
ここ最近打ち込まれる事や四死球が多く、藤川へ繋ぐセットアッパーとしては非常に不安が大きかったのですが、案の定1アウト満塁の大ピンチを招きます。
結局、交代した筒井が見事な火消しを行い事無きを得ましたが、今後の投手起用に大きな課題を残したのはもう明らか。
今、リリーフピッチャー(藤川を含めて)の中で一番安定しているのは筒井でしょうね。

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その藤川もランナーを2塁まで進めて、何気にピンチ状態。
長野敬遠の末、何とか抑えましたが、1点差で榎田・藤川の登板が最近劇場開幕になりつつあるので、落ち着いて観ていられなくなりました。
…まあ、JFK時代が異常だったのかも知れませんが。

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今日は始球式で芦田愛菜ちゃんが来場。
西宮出身らしいですが、どっちのファンですかね?

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一時期、外野へ飛ぶ打球に、「桧山捕れよ!」という野次が半ばギャグ化して流行っていたような気がします。たとえ桧山のいないセンターやレフトに打球が飛ぼうとも(ファールやHRでも)、野次が飛んでましたなあ…(もともとはネット実況板のネタですよね)。
今日、「高橋捕れよ!」の野次を聞いて懐かしくなりました。
勿論、巨人の高橋へ、ライトスタンドにいる大勢の阪神ファンからです。
それも何回かあった犠打に対する「高橋捕れよ!」「由伸走らんかい!」の情け容赦無い野次。
背番号24の宿命なんでしょうかね?…ただ単にライトのポジションというだけか。

最近の流行野次。
「新井が悪い」
「新井のせい」
「何やってもあかんのう…新井は」
…今日は打ちましたよ!決勝打!

【2012/05/05 21:48】 | 野球
【タグ】 タイガース  阪神  甲子園  ライトスタンド  チケット  
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今日と明日、東灘で行われるだんじり祭。
今年も子供達は練習と準備で大忙し、今日も朝から出掛けて行きました。
私も例年は空地区のだんじりについて練り歩くのですが、今年は不参加。足の指を骨折してしまい、この連休は残念ながら自宅療養です。
病院の診断では全治2ヶ月…。
連休明けの出勤を考えると頭が痛くなります(仕事にも影響しそう…)。

…でも、明日の甲子園は観戦予定。
多分、大丈夫…。

【2012/05/04 20:42】 | 神戸
【タグ】 住吉  東灘  だんじり  
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本日、尼崎MOVIXで鑑賞。

ハズブロと言えば、アメリカの玩具メーカーではマテルに次ぐ大手。トランスフォーマーの成功で気を良くしたのでしょうか?
2億ドル以上の制作費となれば、十分超大作です。
予告編で海上自衛隊が活躍しているのを見て、少しは期待したのですが…。

侵略SFとしては、非常にローカルな局地戦を描いている作品です。
…というか、侵略SFの形をとった派手なアクション映画と言うべきでしょうか?
見所は予告編でほぼ出尽くしていると言っていいでしょう。
世界連合艦隊VS異星人と言っても、地球側で海戦に参加するのは僅かにイージス駆逐艦3隻+退役戦艦1隻のみで、艦隊主力の殆どは異星人の張った結界の外に追いやられてしまいます。
ドラマ性としては主人公の海軍士官としての成長を描いているようなのですが、それがどうも影が薄く、何だかアメリカ海軍万歳映画を観ている様で、途中で飽きてしまいました。
CG中心の特撮も出来は非常に良いのですが、何だか既視感のある映像ばかりで緊張も無く、クライマックスシーンでは猛烈な眠気に襲われる始末。

登場人物に魅力無し、ストーリーに意外性無し、異星人の設定や存在にもセンスオブワンダー無し、特撮にキレ無し…。
ユニバーサルがハズブロに見切りをつけるのも判る気がしますね。USJのアトラクションとして開発すれば楽しいかも知れませんが…。

誰か、本気で「見知らぬ明日」を映画化してくれないかなあ。

【2012/05/03 22:24】 | 映画
【タグ】 バトルシップ  ハズブロ  見知らぬ明日  
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