アナログ人間の独り言~阪神タイガース・映画・サブカルチャー・旅行等々
本日、仕事で倉敷へ出張。

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駅前のチボリ公園跡地に先月オープンしたアリオ
クリスマス前の祭日という事もあり、物凄い混雑でした。

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2階エントランスから入ってすぐ右手にあるジャンプショップ。
午前中でしたが既に中へ入れない位の人気。
フードコートも満員状態で、この地にこれだけの人が集まって来るのは本当に久し振りなのではないでしょうか?
周辺の道路も結構混雑していました。

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敷地内はチボリ時代の植込みや川も残されており、かなり緑豊かなパブリックスペースが確保されています。
逆に、アリオとアウトレットを併せた建物の規模は、関西圏にある同種の物に比べるとちょっと小さいような気がします。

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駅とアリオの中間にある時計台。
時報で中のカラクリ人形が音楽に合わせて踊り出すのですが、これだけの群集の注目を浴びてパフォーマンスをするのも久し振りでしょう。
このショッピングセンターが、今後もこの人気を維持出来れば良いのですが。
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【2011/12/24 02:02】 | 仕事
【タグ】 倉敷チボリ公園  アリオ  
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本日、最終日滑り込みでルミナリエへ行って来ました。

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何か忙しくてついつい行きそびれてしまい、今年は行けないかなあと思っていたのですが、今日はたまたま仕事で三宮に用事があり、家に電話すると珍しい事に全員夜は家に居るとの事。
…で、食事がてらに元町で待ち合わせ、1時間ほどかけてゆっくりと見物してきました。

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子供達の目的は夜店での買い食い。
300円で売っていた「じゃがバター」はとてもお買い得な一品だと思います。
バター塗り放題、カレー粉や醤油、マヨネーズ等、トッピングも自由。
今年はまだ暖かかったですが、寒さが厳しい時に食べると本当に美味しいです。

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今年を含め、5年連続で来場者数が減少しており、一方では赤字は変わらず。
今年は節電の意味もあり、平日は21時には消灯。
今週からは大阪でも光のページェントが始まり、クリスマスまでの夕方から深夜まで中ノ島~御堂筋がライトアップされます。
本来なら集客の一番多そうなその期間にルミナリエが開催されていたのですが、諸事情により規模の縮小と開催期間の変更を余儀なくされたそうです。

私達は既に東公園から離れていましたが、最終日のこの日は時間に合わせて消灯式があったようです。
歩道を歩いていると後ろから聞こえてくる聞き慣れたメロディ…。
何と会場から「しあわせ運べるように」のコーラスが流れて来るではありませんか。
イルミネーション煌めくこの光のイベントが、あの震災の鎮魂の願いを込めた慰霊の催しであった事を再認識した一瞬でした。

決して忘れていた訳ではありませんが、それにしても今年は本当にいろんな事がありました。
特に3月の東北の震災は、阪神大震災が一挙に過去のものになってしまうような凄まじさ。平穏な生活の中このイベントに来れた今年、ふと17年前のあの時に想いが飛んだ瞬間でもありました。
子供達は娘が参加した合唱部のCDが演奏されていると言ってましたが、遠くから聞こえて来る為本当のところは良く判りません。毎年、点灯式の際も子供達によるこの歌の合唱があるといいますので…。

21時ジャスト、演奏が終わると同時に会場の方は真っ暗になりました。
様々な場所で「しあわせ運べるように」に接する事が多かった今年、締めくくりもこの歌だったようです。

【2011/12/12 23:48】 | 神戸
【タグ】 住吉小学校合唱部  ルミナリエ  しあわせ運べるように  
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黄金の日々」「山河燃ゆ」「花の乱」…、日本を代表する脚本家の1人、市川森一氏の名を広く世に知らしめたのは、間違いなくこれらNHK大河ドラマにおける仕事によるところが大でしょう。
他にも「傷だらけの天使」といった一筋縄では行かないシリーズのメインライターも務めており、また自身のメディアへの露出も多く、その博学振りとタレント性の披露によって、一般に表に出る事の無い脚本家という仕事にしては、非常に世間に親しまれた方であったのではないでしょうか?

今回の訃報に接し、驚いたのはどの報道も氏の代表作の冒頭に「ウルトラセブン」、或いは「ウルトラシリーズ」を持って来た事です。
もっとも、一般人にはその方が判り易いでしょうし、それら子供番組に影響を受けた人達が、現在報道を手掛けているといった事もあるでしょう。
ただ、市川氏のキャリアの中でも初期を飾るこれら子供向けドラマの脚本が、現在でも異彩を放ち続けているのも確かな事実です。
子供番組だからといって決して手を抜かない、真剣にドラマ性を追求したその作風は、昨今のSFプロットにのみに溺れる薄っぺらな特撮ドラマやアニメより重厚な、大人が手掛けた作品と呼ぶに相応しいものでした。

市川氏のデビューは円谷製作の「快獣ブースカ」ですが、氏は映像化された作品を観て随分失望したと聞きます。
当時、ウルトラマンに対して非常に低予算で製作されていたブースカですが、苦労してアイデアを練り、夢を膨らませて書いた作品が、実に安っぽい映像に置き換えられており、ひどいショックを受けたそうです。

氏の本領発揮は続く「ウルトラセブン」であるのは誰もが認める事でしょう。
市川氏が如何にしてSFセンスを磨き上げたのかは良く判りませんが、書かれた作品はいずれもが素晴らしいSF作品でした。
「優れたSFは、優れた一般ドラマとしても通用する」と良く言われますが、市川氏の書いた作品は正にSFという形を借りた人間ドラマであったとも言えます。
個人的には「盗まれたウルトラアイ」「ひとりぼっちの地球人」が好きなのですが、シリーズや後世に与えた影響が大きいのはやはり「V3から来た男」でしょう。

宇宙空間における地球防衛軍の拠点の一つである「宇宙ステーションV3」が、謎の宇宙船と交戦状態に入った。
迎撃に向かったステーションホーク中隊は全機行方不明、宇宙船は地球へ侵入する…。

このエピソードに登場するステーションホークを指揮するクラタ隊長は、市川氏が創造した数ある人物の中でも傑出したキャラクターと言えます。
侵略物としてはストーリー的に別にこれといって特色が無いエピソードであるにも関わらず、この回がこうも絶大な人気を誇っているのは、士官学校の同期生であるクラタとキリヤマの人間ドラマによるところが大きく、むしろそれが全てと言っても過言では無いでしょう。
戦友でもあるこの2人の友情とそれに纏わる過去の戦闘を匂わせる事によって設定の奥深さを見せ、「ウルトラセブン」の世界観を決定付けるまでのインパクトを持った作品は、その後のシリーズに大きな影響を残す事になります。
単なるゲスト出演だったこのクラタ隊長は、V3の顔として市川脚本作品に再登場。遂には金城脚本不朽の名作とされる最終回「史上最大の侵略・前後編」にまで重要な役で登場します。
このクラタ隊長を演じた南廣氏も、その好演の結果故か上司に反発を繰り返すアウトローパイロットそのままのキャラクターで、同じ円谷作品「マイティジャック」に出演を果たす事になります。
更に「帰ってきたウルトラマン」においてMATが初めて宇宙怪獣と対戦する「ウルトラセブン参上!」では、クラタ隊長の設定そのままのMATステーション隊長梶キャプテン役で、南氏が再度最前線の指揮官役に挑戦。
もちろんその回の脚本は市川氏で、梶キャプテンのキャラクターといい、南氏のキャスティングといい、意識的な創作であるのは間違いなく、いっその事クラタ隊長そのままにした方が良かったのではないかと思うくらいです。
因みにこの回のMATステーションの最期は、「ウルトラマンレオ」のMACステーションの最期と符合する部分が大で、円谷防衛隊宇宙基地全滅の一つのパターンをイメージ付けてしまう原因にもなっています(このエピソードは、奇しくも今月17日ファミリー劇場で放送されます)。

メインライターを務める事になった「ウルトラマンA」では、前番組「帰ってきたウルトラマン」をスケールアップした作品世界を展開しようとされます。
その目指した方向性は、或いは「ウルトラマン」に対する「ウルトラセブン」のイメージであったのかも知れません。
敵は異次元からの侵略者「ヤプール」と、彼らが創造した「超獣」に限定。これは同時期放送中だった「ウルトラセブン」のスタッフ色が強い「ミラーマン」の影響もあったのでしょうか?
防衛組織TAC(超獣攻撃隊)もMATよりスケールアップ、その基地はかつて静岡県側の富士山麓に要塞を構えていた地球防衛軍に対して、反対側の裏富士山麓地下に置かれ、巨大なレーダーや砲台に囲まれたそれはMATに比べると遥かに強化されています。
また、天体を一発で破壊してしまうミサイルや超光速で飛ぶミサイルまで所有しており、明らかにその軍事力は地球防衛庁を凌駕しています。
しかしながら、番組製作陣の首脳部はこのような設定のスケールアップよりも、前作である程度成功した「ウルトラ兄弟」の設定を前面に出して低年齢層へアピールする事を選んだようです。
結果として市川氏は放送開始後間も無く、番組を降板してしまいます。
以前テレビで観たインタビューで、「ウルトラシリーズはハリウッドに負けない可能性を秘めていた。今でもスピルバーグ等に負けないものが出来ただろうと自負している」といった趣旨の事を言われていました。
そして随分残念がられていたのは、自身の企画が通らなかった事だけでなく、ウルトラシリーズがやがて子供番組という枠内に納まってしまい、それ以上の存在になかなかなれなかったという事実にある種の挫折感を味わってしまったという事にあったのかも知れません。

ウルトラマンA」降板後、それまで活動の場であった子供向け番組と完全に決別した市川氏は、新進気鋭の脚本家として「太陽にほえろ!」等の人気ドラマの売れっ子作家として世に知られて行きます。
その徹底した大人のドラマの追及故、初期のキャリアは触れられたくない歴史なのかと考えがちだったのですが、こうやって氏の話を聞くと、大きな葛藤があって決別せざるを得なかったというのがどうも本当のようで、だとしたら日本のSFドラマというジャンルにおいて、失われたものは計り知れなかったと思います。
だからこそ、一般には不評だった大河ドラマ「花の乱」で見せた、幽玄的なファンタジーは非常に嬉しかったのですが…。

ご冥福を祈ります。

【2011/12/11 01:12】 | 特撮
【タグ】 市川森一  円谷プロ  ウルトラセブン  帰ってきたウルトラマン  ウルトラマンA  黄金の日々  山河燃ゆ  花の乱  
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本日から放送再開。最終章突入です。

いよいよ大規模な戦闘シーンが展開される訳で、何とも待ち遠しかった再開でした。
取り合えず、今週と来週は旅順要塞~203高地攻略の陸戦が焦点になる訳で、これまで大河ドラマでスケールの大きい合戦シーンを映像化してきたNHKが、初めて手掛ける規模の近代戦シーンとなります。
今日観た旅順総攻撃にしても、数万人規模での戦闘を俯瞰で撮る旧ソ連映画の様には行きませんが、十分の迫力を持った映像を見せてくれました。
心配していた要塞攻撃の際の悲愴な突撃戦法や、無意味なまでの兵力投入、そしてロシア要塞の堅牢さも十分映像化出来ていたのではないでしょうか?
ひょっとしたら東宝の「日本海大海戦」や、東映の「二百三高地」よりも出来が良いかも知れません。
それにしても随分お金の掛かっている番組だなあというのは、画面から凄い迫力で伝わって来ます。

過去、笠智衆、仲代達矢といった名優が演じてきた乃木将軍ですが、今回は柄本明氏がこの難しい役どころを演じられています。
難しいというのは乃木将軍が名将なのか愚将なのか未だ評価が定まらない事で、肝心の司馬遼太郎の原作ではかなり扱き下ろされています。
映像化された作品では、人間的に悩みの多いキャラクターに描かれているようですが(他に描きようがないか…)、逆に原作にある威厳性というものが薄いような気もします。

さて、お楽しみは最終回の「日本海海戦」。
映画・テレビを通じ、久々の特撮艦隊戦の登場です。
ただし、個人的には残念ですが、今回の特撮は100%CGとの事。
第一部クランクイン前まではミニチュア特撮も検討されていたらしいのですが、ここ数年の水の表現力の発達で全てをCGで再現する事が可能になった為、ミニチュアは一切使用されなかったそうです。
逆にミニチュア艦隊を作製するにしても、東宝円谷艦隊並の質と迫力が必要な訳で、今の国内では非常に難しかったと思います(是非やって欲しかったのですが)。
それにしても凄いのはCG素材の撮影方法。
特撮スタジオで撮影するなんて事はせず、実際に海上自衛隊の護衛艦隊を撮影して、そこにCG艦隊を合成しているとか。
最近の邦画特撮の艦船より迫力がある訳です。

原作でも前半は非常に面白かった、秋山兄弟の物語。
戦争が佳境に入ると、児玉参謀次長や東郷司令長官といった軍首脳部が主役になって行くのですが、ドラマでは是非頑張って目立って欲しいです。

【2011/12/04 23:10】 | ドラマ
【タグ】 坂の上の雲  特撮  
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今日は子供会の餅つき大会があり、お昼ご飯はつき立てのお餅と豚汁を頂きました。

本来、子供達は2人とも中学生になっているので、子供会は卒業なのですが、嫁さんはお手伝いのお誘いを受けたとの事。
子供達もだんじりの関係で手伝いがあるのですが、息子は終日塾のテスト、娘は午前中はクラブ(昼から来て多少手伝ってましたが)。
仕方無しに今日は1人でぶらりと様子見に。

若中さん達は早朝から準備で大変だった様子。
毎年、お疲れ様です…。
私も手伝えればいいのですが、年末のこの時期は大抵休日は家で死んでます。申し訳ありません。

心配していた天気も穏やかで、いつもより人も多そう。
そのせいか、豚汁と粕汁が早々に売り切れ。
お餅の容器も無くなる大盛況。

とっても美味しかったです。
毎年、この時期恒例のイベント、多くの子供達も餅つきを楽しみにしているようです。
スタッフの方々、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

【2011/12/04 16:20】 | 子供
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買い物も兼ねて、六甲アイランドへ。

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Rinkのサン広場で開催中のイベント。
もう時間も5時頃でしたので人は少なかったですが、美味しそうなものが随分沢山ありました。

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食事出来るスペースもあり、ご飯時に合わせて来るのもいいかも知れませんね。
8階レストランには厄介なイベントかも知れませんが。
11日までやってます。

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エレベーターのフロア案内、9階部分はシールが貼られているだけ(透けていますよ)。

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8階エスカレータの昇り部分。
昨年と同じ風景になってしまいました。
MOVIX閉館の夜、最後の見納めに家族とここを登って行ったのが懐かしい…。
フロア案内にはそのままシネウェーブ六甲の表記があります。

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それよりもレストラン街のこの閑散とした雰囲気は、実に寂しい限りです。
風月も閉店しており、馴染みの店は殆ど無くなってしまいました(インド料理店は以前はよく通ったのですが…)。
昔、「銀座」っていう寿司屋があって、よく嫁さんとランチに利用したものです。今となってはこのフロアのどこにあったのかも良く覚えていません。

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ゲームセンター、ブックオフ…。
Rinkの中はテナントの抜けた穴だらけの状態です。
その内、9階どころかこの建物そのものに入れなく日が来る様な気がします。

和光デンキ、スーパーキッズワールド…。
たとえ週末だけでも、上層階に人が溢れていた頃が懐かしいです。

【2011/12/03 18:20】 | 神戸
【タグ】 六甲アイランド  Rink  シネウェーブ六甲  MOVIX六甲  
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94年まで六甲アイランドに住んでいました。
なぜだか急にAOIAのことを思い出してしまい、検索してこちらのブログにたどり着きました。
ダイナヴォックス、ダイナバーンなどの懐かしい言葉や在りし日の写真が溢れていて忘れかけていた記憶の中の風景が蘇りました。

当時、小学生だった私にとってスーパーフーパーの大きさ、独特の形はときに恐怖さえ感じるほどでした。
今になって写真を見返してみても、やはりスケールの大きさに改めて圧倒されました。

最近は映画館やテナントの撤退、人口減少に伴って公立小学校が2校→1校になるという話題しか耳にしないのが本当に残念ですね…。
明るい話題を地道に待とうと思います。


Re: タイトルなし
aki
こんばんは、コメントありがとうございます。

AOIAの記事を書いて以来、様々な方に訪問をして頂き、特に当時の関係者の方からの書き込みには、リアル体験している私自身にとっても新しい発見が多く、今更ながらにバブル期に計画されたリゾート開発の豪勢さには驚いてしまいます。
シネウェーブ六甲のあまりにも急な閉館に代表される現在の六甲アイランドの状況は、本当に残念な事だと思います。
どうか今年は良い年であって欲しいものですね。
また遊びに寄って下さい。

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シネウェーブ六甲閉館の日、観た作品がこれです(2D)。

最近、ギリシャ神話映画がちょっとした流行らしいです。
もともとはこの映画、ユニバーサルが「War of Gods」というタイトルで製作を進めていたのですが、同社では同時に「God of War」という映画も企画中で、あまりにも同じようなタイトルの為、「Immortals」への変更を余儀なくされたようです。
日本版のタイトルにはその名残が残っていますね。
因みにインモータルズとは「神様」の事らしく、作中では人間の事をモータルズと呼んでいました。

人類が現れる以前、ゼウスとオリンポスの神々はタイタン族と戦い、彼らをタルタロス山の地底に封印した。
その後人間の時代が訪れ、古代ギリシャ時代、タイタン族を解き放ち世界を征服しようとするハイペリオンが、エピロスの弓を求めて侵略戦争を開始する。
故郷を破壊され母を殺されたテセウスは、神々の加護を受けながらハイペリオンの軍団に立ち向かう…。

見所は「300」のスタッフが参加したという、CGを駆使した映像でしょう。
天変地異や戦闘シーン等は、「ロードオブザリング」等で見慣れた感はありますが、終盤の神々とタイタン族との格闘シーンはかなりテンションが上がります。
ただし、かなり残酷シーンが多いです。
ちょっと正視出来ないシーンもありました。

一方でギリシャ神話の世界観はかなり無視されて作られていたようです。
タイタン族も巨人ではなく、ただの地獄の悪鬼のようでしたし、考えてみればゼウス達神々の親・親戚である訳で、そこの所は全く触れずでした(確かに拘るとややこしい)。

まあ、期待してなかった割には、結構楽しめました。
でも私が子供の頃は、この手の映画といえば様々な怪物が登場して主人公と戦う特撮映画だったのですが、今回に限ってはCGアクション映画と言うべきでしょうか?
もっと怪獣が出てきてくれれば良かったのですが、どうも趣旨が違ったようです。

ストップモーションアニメの巨匠、レイ・ハリーハウゼンが特撮を手掛けた「アルゴ探検隊の冒険」「タイタンの戦い」はこの手の映画の古典的名作とされています(「タイタン~」は新しいでしょうか?私は梅田のピカデリーで「レイダース」と二本立てで見ました)。
実際、ギリシャ神話の怪物映画といえば、私はハリーハウゼンの特撮しか頭に浮かんで来ないのですが、実は氏の手掛けたギリシャ神話映画はこの二作くらいらしく、どうも頭の中でシンドバッド映画とも混乱してしまっているようです。
本来、私はダイナメーションより着ぐるみ怪獣による都市破壊の方が好みでして、それでも「恐竜100万年」と「アルゴ探検隊~」は別格で、子供の頃初めてテレビで見た時の衝撃は今でも忘れません。
その後も「巨大生物の島」や「恐竜グワンジ」といった、一見B級ながらも他の作品とは全く違う怪物の動きを見て、このハリーハウゼンの名前が頭に焼き付いてしまいました。
「シンドバッド虎の目大冒険」は「スターウォーズ」と二本立てで、大毎地下で観ました。当時は既に特撮としてはこの手法は珍しく、正直「まだやっているのか…」といった思いはありましたが、併映の「スターウォ-ズ」に登場した粗末なダイナメーションに比べて何と素晴らしい職人技であるか、思いがけず再認識をする事が出来た奇妙な取り合わせの上映でした。

ハリーハウゼンの師匠ウィリス・オブライエンが手掛けた「キングコング」は、世界中の映画界に衝撃を与え、その20年後に「ゴジラ」の特撮を手掛けた円谷英二も、最初はストップモーションアニメの使用に随分拘ったそうです。
円谷英二より少し遅れて活躍していたハリーハウゼン氏は、引退した現在はイギリスに在住とか。
もし現役なら新作「タイタンの戦い」のようなCG特撮に興味を持たれたでしょうか?

【2011/12/02 20:32】 | 映画
【タグ】 ギリシャ神話  ハリーハウゼン  
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少し遅いですが、シネウェーブ六甲で観ました。

ジャングルで捕らえられた一匹の牝のチンパンジー。
彼女はアメリカのとある製薬会社の研究所へ、動物実験用として送られる。
アルツハイマーの父を持つ青年科学者は、その特効薬として新種のウィルスを開発。牝のチンパンジーへ投与し、目覚しい知能の発達を確認する。
新薬プレゼンテーションの日、突然チンパンジーが暴れだし射殺されてしまう。
認可は取り消し、会社は科学者に開発の中止を言い渡す。
しかしチンパンジーは妊娠しており、その死の直前に牡の赤ん坊を出産する。彼女は子供を守ろうとして暴れたのだった。
青年科学者は子猿を引き取り、自宅で育て始める。その子猿は母親の知能を引き継いでおり、人間のような知性を身に付け始める。

旧作シリーズやティム・バートン版に属さない、全く新しい作品と言えるでしょう。
あえて言うなら、旧作「猿の惑星・征服」のリメイクと言うべきでしょうか。

旧作シリーズは、作られる度にその世界観を少しずつ変容させて行きました。
最終的にはかなり強引に環状に完結してしまうのですが…。

1972年、ケープ・ケネディを飛び立った宇宙船イカロスは光速で宇宙を航行した後、地球時間で約2000年後にとある惑星に不時着する。
海に沈んだ宇宙船を捨て、生き残る為にクルーと共に荒野を彷徨う船長のテイラー大佐が見たのは、原始人同様の生活をしている人類と、彼らを銃器で狩る猿であった…。

文明批判と寓話性の非常に強い、この名作の誉れ高い一作目は、SFであるという以前に幾つもの不自然な点を抱えています。
まず、製作年度の68年から見ても近未来というには余りにも無理がある、イカロスの出発した年の設定。
人類初の月着陸を翌年に控え、非常に宇宙熱が高まって来たであろうアメリカ国内の状況は推察出来ますが、いきなり光速宇宙船というのは凄過ぎます。
それに彼ら探検隊の目的は一体何だったのでしょうか?
冒頭、テイラー大佐が「地球に対して通信~」の台詞がありますが、恒星間航行と深宇宙探査だけが目的なら有人にする必要も無いでしょう。
クルーには女性(スチュアート中尉)も1人おり、どうやら辿り着いた星に植民するつもりだったようですが、男性クルーには家族持ちもいたようで、かなり場当たり的な宇宙計画のような感じを受けます。
これは、脚本を担当したロッド・サーリングの世界観によるものでしょうね。
「トワイライト・ゾーン」で短編小説のようなSF小編映像を量産した彼は、そういった舞台設定のリアルさを追及するよりも、衝撃のラストシーンに代表される寓話性に拘ったのでしょう。

一作目では最終的に、核戦争による人類の自滅→知性化が進んだ猿による世界の支配という歴史が暗示されます。
ところがシリーズが進むとこの構図が、徐々に崩れ始めます。

二作目では、ニューヨークの廃墟の地下に潜む、ミュータント化した人類が登場。
何だかSFアイテム盛り沢山の内容でサービス満点を図ったのか、最後にはそのミュータント達が神と崇めるコバルト爆弾をテイラーが爆発させ、地球そのものが消滅してしまいます(いくら何でも、テイラー大佐やけくそになり過ぎ)。

これで完結かと思いきや、何と三作目が登場。
旧作では、第一作に次ぐ名作とされる「新・猿の惑星」です。

1973年、アメリカ・カリフォルニア沖合いに未確認飛行物体が墜落。
米軍が回収したそれは、かつて行方不明になった宇宙船イカロスであり、しかも乗っていたのはテイラーではなく、3匹の猿人であった…。

これは一作目の設定の逆を展開したもので、人類社会に飛び込んだ猿の目から見た世界を皮肉たっぷりに描き、一作目にも劣らない文明批判となっています。
と同時に、初めて世界滅亡と猿の地球支配の秘密が明らかにされるのです。

コーネリアスとジーラの猿人夫婦は未来の地球から来た事を告げ、また宇宙船の調査でその事が立証される。
当然、政府は未来の状況(特になぜ猿人が文明を持つほど進化したのか)を知ろうとし、イカロス計画責任者のハスライン博士はジーラから未来の地球が猿に征服され、人類は野生化して猿によって実験動物として扱われている事、そして彼らが脱出した後に地球が消滅した事を聞き出す。

考古学者であるコーネリアスは、一作目では人類の遺跡で物証を並べて、かつては人類が世界を支配していたのではないかと推測するシーンがありますが、この作品では具体的に猿が世界を支配するに至った経緯を話します。

謎の伝染病が犬と猫を絶滅させ、人類はその代用として猿を飼い始めた。猿の知能は徐々に進化し始め、やがて人類の横暴に対して団結を始める。
彼らが反乱を起こした時、そのリーダー「アルドー」が始めて喋った言葉。それは人間から何度も聞かされた言葉、「NO!」であった…。

コーネリアスはそれでも人類が滅びた原因は「自らが作り上げた破滅的な破壊兵器にある」と言います。
つまりあくまでも核戦争が人類滅亡の原因であり、これが一作目から続くこのシリーズの大きなコンセプトでもありました。
しかし、原作は違います。
ピエール・ブールの原作では、人類はその怠惰と倦怠の末に、使役していた猿達に立場を取って代わられるのです。
原作の強烈な文明批判はここにあり、発達し切った文明が人類を無気力化し、やがて他の勢力に支配されて行くというのが大きなポイントであり、核兵器を文明批判の要点にした映画とはかなり変わって来ます。

第四作目「猿の惑星・征服」では、猿が台頭してくる過程が描かれます。

前作で猿人夫婦は殺害されるが、その子供はシーザーという名で密かに育てられていた。
1983年、未知の病気で犬と猫が絶滅、猿がペットとして飼われ、やがて奴隷として使役され始めていた。
1991年、シーザーが猿達を率いて反乱を起こす。

映画のラストは、都市を猿達が支配して終わります。
しかし何で猿は喋れるようになったのでしょうか?この映画では冒頭から全ての猿が人間並みの大きさでしたし…。
猿の軍団」のように、はっきりと遺伝子操作とか言ってくれれば、まだ納得出来たのですが…。

五作目の「最後の猿の惑星」では、核戦争直後の猿と人間が共存する社会が描かれています。
実はタイトルこそ「最後の~」となっていますが、製作のアーサー・P・ジェイコブスはまだまだシリーズを続けるつもりだったの事。どうやら氏の逝去で中断と言うのが本当のところのようです。

猿の反乱は核戦争に発展し、世界は崩壊。
2003年、生き残った猿と人間は小さな共同体を形成、シーザーをリーダーにしていたが、全ての元凶として人間の権利は大きく制限されていた。

まず核戦争の原因が猿の反乱にあったと言う事。
確かに核兵器批判のテーマは残りますが、人類自滅→猿による支配という構図は大きく崩れ、知性化した猿の台頭が人類滅亡の大きな原因という事になってしまいます。
僅か2000年での猿の地球支配という流れを、多少でも無理なく説明するにはこの方がいいかも知れませんし、人類から猿への支配者逆転劇において両者のドラマチックな争いが映画的には必要だったのは、何となく頷けます。
ただ、そうすることによって、一作目のラストシーンでテイラーが半分埋もれた自由の女神を発見するシーンの意味が、かなり変わってしまったのもまた事実です。
初期の吹替え版では、自滅した人類の罪を責め、「人間なんか全員死んでしまえばいい」と叫んだテイラーの台詞が、シリーズの変遷を経て後日再録された吹替え版では人間を攻め滅ぼした猿を責め、「猿なんか~」に台詞が変容してしまっていたのがその顕著な例と言えるでしょう。

今回の新作では、旧シリーズへのオマージュが多数散りばめられています。
人語を解する知性を与えられた主人公猿の「シーザー」という名前。
火星への宇宙探検船イカロスが行方不明になってしまう新聞記事。
そして、シーザーが人間に対して遂に叫ぶ「NO!」という台詞。
しかしそれは旧シリーズを知っていれば楽しめますよ程度のサービスであり、世界観を同一にするものでは無いと思います。

逆に気になったのは、その人類滅亡への伏線。
アメリカ西海岸に人類を滅ぼすほどの類人猿が居る筈も無く(この点、「新・猿の惑星」は上手く説明出来ています)、シーザーは知性化した猿と共に都市を脱走して終わります。
しかしながらその後、人類滅亡の引き金を引いたのは、猿を知性化させたアルツハイマー症治療用ウィルスの突然変異体の蔓延によるものという暗示で、映画が終わります。
核戦争がその後発生するかどうか判りませんが、ティム・バートン版も含めて、随分と一作目からは脱線した内容であり、過去様々な作品に影響を与えて来たコンセプトだっただけに、ちょっと残念でもありました。

それよりもこの映画、評価すべき点は主人公猿の成長と自我の目覚め、そして悲愴なほどの人類文明との決別の決意を描いている事でしょう。
人間の子供や家庭に憧れながら、少年期~青年期を過ごし、最終的に猿として生きる道を選ぶ主人公の姿は、人種問題や様々な社会問題を抱えているアメリカの縮図を見ているようで、過去のどの作品とも全く違う次元の作品ともいえます。
シリーズものやリメイク作品の乱造で、その企画力を問われつつある映画界ですが、このような作品が出てくる分には、シリーズものもまだまだ捨てたものではないなと思いました。

昔は年末年始の深夜には必ずと言っていいくらい、「猿の惑星大会」か「エマニエル大会」が放送されていたものです。
因みに私は「~創世記」を字幕版で見たのですが、やはり「猿の惑星」の主人公猿の声は山田康雄氏のイメージが強く、この新作シーザーも山田氏であればどのような演技で臨まれたか、叶わぬ願いであれど非常に興味が尽きぬ事ではあります。
もっとも、もう1人の猿声優・近石真介氏も捨てがたいのですが…。

【2011/12/02 01:46】 | 映画
【タグ】 猿の惑星・創世記  猿の惑星  猿の軍団  
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